データに何らかの変換を適用したものを 次元ベクトル として表現する. は確率変数 の実現値であり, の期待値を と書く. は を未知パラメタとする指数型分布族であり,特に, , の形に書けると仮定する. とする漸近的な議論に関して,ここでは とするので, のいわゆるlocal alternativesに相当する.
ブートストラップ法は によって の実現値 を多数 生成することに相当する.もし複製データの要素を 個に変更すると, のバラツキのスケールは 倍される. したがって, のポテンシャル関数 を で置き換えて密度関数 を定義すると, となる.
例 (正規モデル). が 次元正規分布に従うとき, は ,ポテンシャル関数は である.