日本進化学会 東京大会2002
2002年8月2日〜5日 中央大学理工学部 後楽園キャンパス
Workshop-18 分子系統樹作成講座(4)
2002年8月4日 18:30−20:30
最尤法による系統樹推定の理論と実際
Theory and practice of maximum likelihood phylogenetic inference
下平英寿(東工大),曹纓(統数研)
Hidetoshi Shimodaira (Tokyo Institute of Technology), Ying Cao (Institute of Statistical Mathematics)
統計的推測の基本原理である最尤法は系統樹推定でもよく用いられている.そこでベイズ法との関連も踏まえた解説を行い,実際のデータ解析を例題に示す.確率モデルの誤り(misspecification)やデータのバラツキの影響を考慮した推定の信頼性評価法として,これまで用いられてきたKishino-Hasegawa検定やブートストラップ確率と,最近開発されたShimodaira-Hasegawa検定やマルチスケールブートストラップ法(AU検定)の解説を行う.
講演で用いたスライドのファイルがダウンロードできます.